
「速乾」を、数字で見る
「速乾」という言葉には、共通の基準がありません。だから私たちは、測った数字をそのまま出します。
速乾に、決まった定義はありません
UVカットには UPF という等級があります。抗菌には SEK マークがあります。ところが「速乾」には、これに当たる共通のものさしがありません。
各社が自社の基準で「速乾」と書いています。だから言葉だけを比べても、どちらが速いのかは分かりません。
吸水は、1秒
一般財団法人ケケン試験認証センターで測定した結果です。
JIS L 1907 の滴下法という試験で、生地に水滴を落として吸収されるまでの時間を測ります。CORE SHIELD®の生地は、肌に触れる裏面で1秒でした。
汗が肌の上に留まらず、生地に移る速さの話です。
50分で、ほぼ乾く
次に、吸った水がどれだけ早く抜けるか。20℃・湿度65%の環境で 0.3ml の水を落とし、時間ごとの残留水分率を測ったものです。
図1 拡散性残留水分率の推移
20℃×65%RH の環境で0.3mlの水を滴下し、時間ごとの残留水分率を測定。一般財団法人ケケン試験認証センター。
30分でおよそ5分の1、40分で 5.2%、そして50分で 0.1%まで下がります。55分以降は 0.0% です。
| 経過 | 残留水分率 | 経過 | 残留水分率 |
|---|---|---|---|
| 0分 | 100.0% | 30分 | 22.0% |
| 10分 | 73.3% | 40分 | 5.2% |
| 20分 | 47.1% | 45分 | 1.6% |
| 25分 | 34.3% | 50分 | 0.1% |
素材の開発元である瀧定名古屋株式会社は、通常のポリエステル素材と比べて約半分の時間で乾燥すると公表しています。上の数値は、比較ではなく、この生地単体を測った結果です。
汗冷えと、乾くこと
汗をかいたあと、風が当たったり日陰に入ったりすると、体が冷えることがあります。濡れた生地から水分が蒸発するときに、体の熱が奪われるためです。
ラウンドの後半、屋外作業の休憩中、秋口の朝夕。汗をかく場面より、そのあとのほうが問題になります。
だから私たちは、吸う速さと乾く速さの両方を測っています。1秒で吸って、50分で乾く。数字はそれだけですが、判断の材料にはなるはずです。
※ 記載の数値はいずれも生地単体での試験値です。着用時の効果を示すものではありません。

