
いちばん高性能な生地を、選びませんでした
CORE SHIELD®が使っている生地は、開発された4種類のうち、近赤外線の遮蔽率がいちばん低いものです。理由があって、そちらを選びました。
論文には、4種類の生地が載っています
この生地の開発は、日本光医学・光生物学会の学会誌に論文として掲載されています。その中で、組織と目付の違う4種類の生地(Trubeaute A〜D)が比較されています。
図1 開発された4種類の生地と、近赤外線遮蔽率
測定波長域 800〜2600nm/JIS L 1925:2019に準拠/生地単体での試験値。出典:宮川朋之、佐々木政子:太陽からの近赤外線による肌の光老化を防御する生地の開発、Photomedicine and Photobiology, Vol.45(2024)
私たちが使っているのは、C です
ダブル鹿の子、目付164g/㎡。4種類の中でいちばん軽く、そして近赤外線遮蔽率もいちばん低い 77.1% です。
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 組織 | スムース | プレーティング天竺 | ダブル鹿の子 | ピケ |
| 目付 | 190g/㎡ | 198g/㎡ | 164g/㎡ | 175g/㎡ |
| 近赤外線遮蔽率 | 85.7% | 84.7% | 77.1% | 80.1% |
| UPF | 50+ | 50+ | 50+ | 50+ |
数字を上げる方法は、分かっています
論文の結論はこうです。生地の密度が詰まり、目付が重いほど、近赤外線の遮蔽効率は高くなる。実際、いちばん高い A は 190g/㎡ で 85.7% でした。
つまり数字だけを追うなら、厚くて重い生地にすればいい。方法は分かっています。
ただし、これはインナーです
CORE SHIELD®のインナーは、ポロシャツや作業着の下に着るものです。1枚で完結する服ではありません。
厚くて重い生地は、数字は出ます。でも上に何か着たときに、もたつきます。夏場に長時間着ていられるかというと、難しい。着られなければ、遮蔽率がいくつでも意味がありません。
Cの 164g/㎡ という数字は、4種類の中でいちばん軽い。ダブル鹿の子は表面に凹凸のある組織で、肌に触れる面積が少なく、空気の通り道ができます。
選んだのは、着られるほうです
85.7% の生地を選んで「業界最高水準」と書くこともできました。実際、そのほうが数字は見栄えがします。
でも私たちが作りたかったのは、毎日着られるインナーでした。8ポイント譲って、着心地を取っています。
この判断が正しかったかどうかは、着ていただいた方が決めることだと思っています。少なくとも、選択の理由は隠さずに書いておきます。
4種類の生地の数値は、いずれも上記の論文に掲載されているものです。測定は JIS L 1925:2019 に準拠、測定波長域は 800〜2600nm。生地単体での試験値であり、着用時の効果を示すものではありません。
※ 記載の数値はいずれも生地単体での試験値です(Trubeaute® C/ホワイト)。着用時の効果を示すものではありません。
※ 近赤外線と光老化の関係については、皮膚科学分野で研究が進められている段階にあります。本製品は衣料品であり、シミ・シワ・たるみを防止または改善するものではありません。

